蟻のつぶやき

毎月アリンコがつぶやきます、
ブツクサと・・・。
蟻のように小さな存在のアリンコの、
つぶやきなんて、
みんなに聞こえるかなぁ〜。
2008年4月
器用?不器用?

アリンコの作品見て、
よくこう言われる、
「器用だねぇ」

心の中でのアリンコの返事はいつも同じ、
「ほんとは不器用なんです、
なにやっても下手くそなんです」

頭に浮かんだ蟻人形達に催促されて、
いつもちょっとしたアイデアと、
工夫と忍耐と我慢と、
物を作るのが好きな気持ちを武器に、
最後まで諦めないで作ってるだけなんです。

器用な人は大勢知ってる、
模型の世界でも、
クラフトの世界でも、
神業と思える人もいる、
そんな人達を、
いつも羨ましいと思ってる。


2008年3月
人生はドラマ

すべての人の人生はドラマ、
どんなドラマでも主役は格好いい、
一見、格好悪そうでも格好いいんだよ。

自分は自分の人生ドラマの主役、
人の数だけドラマが存在するわけで、
考えてみると自分とは格好いいんだなぁ〜。
そのドラマの中で脇役演じている人なんて、
いないよなぁ〜。

みんな主役同士、
お互い主役なんだから、
お互いを大切にしなければとも思う。

また、自分は主役なんだから、
そのドラマ、なるべく格好良く演じきりたい、
そのドラマ、演じ終わったとき、
自分で素晴らしかったと、
花束贈りたいものだなぁ〜。

他の誰も認めてくれなくったって、
いいんじゃないの、
自分が認められれば・・。

すべての人に賛辞贈ってもらおうなんて、
無理な話さ、うふふ、
だって、ドラマの内容のすべては、
自分にしかわからないもの、
それに、そのドラマ、
最初から最後まで見てくれる観客は、
自分しかいないんだよ。




2008年2月
制作裏話


蟻魔記念レースの作品、
古代の戦車を引くカタツムリ、
どう見ても可愛そう、
どうしても、世の中強烈に皮肉りたくて、
カタツムリに引かせてしまった・・。
クワガタやカブトムシならともかく、
カタツムリにである・・。
その分制作には気を使った、
戦車をひかせる馬具のような物、
それどうやって取り付けようか・・?
迷った・・。
竹を苦労して曲げ、
なんとかこのような物を完成させた。
カタツムリに直接接着したり、
ネジ止めしたりすれば楽なものを・・・。
その結果、
カタツムリには一切傷を付けづに済んだ、
いつでも、カタツムリは葉っぱの上などに解放できる、
展示していないときはこのような状態で保存、
ウフフ、馬鹿なアリンコ、
カタツムリに気を使ってる・・。

コカリナ
2008年1月


昨年6月
寒河江市の五十嵐百花園様で、
蟻人形展示させて頂いた。
その時、会場には、
なんか心が癒されるような、
音楽が流れていた・・。
最初はオカリナの演奏かな、
と思っていたが、それにしては音が柔らかい、
興味をそそられて、
五十嵐さんに、「何この楽器」
するとコカリナだという。
「は??」初めて耳にする楽器である、
もちろん、見たこともない・・。
それにしても、いい音・・・。
10月27日
突然五十嵐さんからのTEL,
コカリナ奏者の黒坂黒太郎さんが、
五十嵐さん宅で演奏会をやると言う・・。
演奏の時間聞いたら、
あ〜〜だめだ、
アリンコ用事・・。
せめて、CDだけでも買いたくて、
用事の合間に五十嵐さん宅に・・。
幸いなことに、
黒太郎さんと歌手の矢口周美さんとお話することができた。
黒太郎さんの実際演奏するコカリナは、
長野オリンピックでどうしても切らなければならなかった木材、
災害にあった山古志村の倒木、
それに、土に埋もれていた古木、
それが材料だという、
やっぱりなぁ〜、
こりゃ、音の伝わり方が違うはず・・。
今は、CDで我慢するけど、
いつか、アリンコの住んでるこの堀内で、
演奏して頂きたいし、堀内の方達に聞かせたい、
アリンコ、頑張りま〜〜す。
いつか、きっと、きっと・・。







2007年12月
怒りアリ


この蟻んこ持つ剣両刃にアリ・・。

まったくそうなんだよ、
どんな理由があろうと、
怒りは負の念波なんだなぁ〜、
そう、破壊の念波なんだよ。
若い内は、
そんな破壊の念波にも、
自分の身体の細胞が、
耐えられると思うんだけど、
歳を重ねるとそうはいかない・・。
ご高齢の方達はほとんど、
そのこと知ってるんだなぁ〜。
だから、性格が円くなる、
なんて言われるようになるのかな?
アリンコも体験したんだよ、
怒っても、なんにもいいことなかったさ、
逆に体調悪くしちゃって、
あはは、死ぬかと思った・・。
でも、怒らないって、
これほど難しい修行もないよなぁ〜。
でも修行するしかないような、
解ってからでは遅いような・・・。




2007年11月
ありがでぇ


おらほのまぢ
自然もいっぺあんなよ、
雪もいっぺ降んなよ、
んださげ、
水も空気も、うめなよ、
んださげって、
米もうめなよ、
野菜も、山の物も、
うめなよ、
ありがでぇなぁ〜。

今は収穫の時期、
小国川の鮎は、また絶品、
これ実感だよ、えへへ。




2007年 10月
誇りアリ


お店に来たお客さんの一人が、
元炭坑で働いていたことがあるという。
アリンコも若い頃、多少スポーツなどやってて、
手が、やわではない方だと思っていた、
少しは危険な場面も乗越えてきたという自信もあった、
でもその方の手を見て、
自分の自信が打ち砕かれた。
うわー、こりゃかないません、
手を見ただけで、
その方が歩んできた道が解ったような気がした。
色々と、昔の炭坑の話など聞かせてもらっているうち、
急にトロッコなど作りたくなってしまい、
炭坑のあった場所など探し回った、
でも、ほとんど痕跡が無くなっていた。
それでも、なんとか教えてもらって、
やっと少しの痕跡を見つけた・・。
残念だよなぁ〜、
炭坑の跡もそうだけど、
このような方達の体験が埋もれてしまうのは、
そう言えば昔の炭坑の話題など、
最近、聞いたこともなかったよなぁ〜。

アリンコなんか、
この方達から見たら、
まだまだ、小僧だよ、
恐れ入りました・・・。






2007年9月
幸アリ

幸せの基準ってなんだろう?
基準はみんなそれぞれ違う、
そう言われているよね。
なるほどなぁ〜、
だったら、
ささやかなこと、小さなことに、
喜びや幸せ感じられたら、
自分の周りに、
幸せや感動が沢山増えるわけで、
自然と幸せになるわけで・・・。
鈍感力って言葉もあるけど、
敏感力って言葉も必要なわけで、
えへへ、何も感じられない、砂漠の心は、
不幸への早道切符で、
やっぱ、心はいつも緑のオアシスがいいのか?
ちょっと、難しいけど、
挑戦してみる価値はありそう・・。





2007年8月
備えアリ



蟻人形を我々人間に置き換えたら・・、
この蟻持つ槍は、
さしずめ、学問や知識か?
鎧や甲や盾は、
物や金か?
それで備えは万全か?
蟻にこんな格好させてみたら、
ちょっと滑稽・・。
蟻は確かに人間より小さいけど、
宇宙の大きさから比べたら、
そんなに大きさの違いないんじゃない?
つい、つまらないこと考えてしまった・・。
上のでかい足って?
湯川博士やアインシュタイン博士が、
晩年ぶちあたった、
壁の向こうの世界か?
かなり大袈裟だなぁ〜、
でも、実感だよなぁ・・・。


2007年7月
蟻ッス



最近わけのわかんない細菌のニュウース聞くけど、
人間勝手やりすぎちゃったのかな?
まだまだ、自然に対しては、
わからないことあるんじゃないのかな?
謙虚さ必要なんじゃないのかな?
あまり、自然を怒らせない方がいいと思うんだけど、
そのうち、カエルや蟻が槍もったりして、
怖いと思うよ・・。

2007年6月
クロードチ蟻


なんでもそうだよなぁ〜、
一つのこと追求していくと、
段々難しさがわかってきて、
その道が果てしない道だってわかってくる、
あ〜〜〜〜、何処までも続くんだなぁ〜、
いつまでも歩き続けるんだよなぁ〜、
どんなその道の巨匠だって、
キット、同じこと感じたはずさ。
でも、きっと楽しい風景だってあるさ、
色んな人達との出逢いだってあるさ、
楽しい道さ、そう信じて、
ありんこよ、歩け歩け・・。

2007年5月
お届けアリ


若い郵便配達員さん、
アリンコの店の側にある待合室で、
汗拭いてた。
天気の良い日ばかりじゃないだろうし、
暑い夏の日もあるし、
冬には吹雪の日だってあるよなぁ。
頑張ってよー、
心意気、真心、誇りを持って・・。


2007年4月
努力アリ

いつも言い訳ばかりしてきたアリンコ、
「時間が無い、忙しい」
やっぱり、言い訳にすぎなかった。
ほんとに好きなら、
なんでもやろうと思うなら、
仕事や、いろんなことの隙間で、
好きなことや、やらなきゃならんことやっちゃうんだよ、
やれるんだよなぁ〜。
最近、二宮金次郎の銅像が頭に浮かんで・・、
そんなに歳はとってないつもりだけど・・・。
時間が無いってのは、結局言い訳かな?
いくら仕事が忙しくても、
隙間ぐらいはあるはず、
二宮さん見習わなくっちゃ・・・。






2007年3月
詩アリ
  
上を見ればきりがない、
下を見てもきりがない、
昔のことわざにあるよなぁ〜、
「かごに乗る人担ぐ人、
そのまた草鞋を作る人」
自分一人じゃ、
どうにもならない世界があって・・。
自然だってそうだよなぁ、
草の根本にだって、
虫たちのドラマがあって・・、
結局、不必要な物なんて、
存在しないわけで、
ほんとは、お互い生かされてる、
生きてるってのは間違いだよキット。



2007年2月
蟻魔記念レース

人生って戦いなのかな?
戦うために、色んな知識身につけてるのかなぁ〜、
そんな疑問が、フッと湧く。
戦いだと知らずに暮らしてることってあるよなぁ〜、
普通に暮らしてても、
実は戦いだったって気が付くと、
知らずに他の人傷つけてるって気が付くと、
お互い、もっと優しくなれるんじゃないのかなぁ〜。
それから今の子供達って、
蟻馬記念レースで、
戦車引っ張ってるカタツムリに見える時があるよ、
親の見栄や都合と言う鞭で打たれて、
レースに参加させられて・・・・、
もっと早く走れって言われたって、
カタツムリはカタツムリ、
そんなに早く走れるわけないじゃないか、
葉っぱの上で自然に生きてるカタツムリの方が、
よっぽど幸せに見えるよ。
アリンコも母達から、
鞭で打たれたような記憶が・・・、
それでも、山や川で遊びまくってたアリンコでして、
こんなアリンコでも、別に悪いことしてないし、
他の人に迷惑掛けてるとも思えないけど、
じゃ、「立派になれたか?」って聞かれりゃ、
ちょっと疑問だけど。

ほんの、蟻のつぶやきだから、
誰も気にしないでね・・。

2007年1月
四季アリ


雪国には、四季がある・・・。
そりゃぁ、冬はとっても辛いさ。
でも、冬の間だって、楽しむことができるさ、
考え方ひとつだよ。
人生の四季だって、
冬の時期は辛いもんさ、
でも、心ひとつでどうにでも・・、
頑張れ、春は目の前だ・・。




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