竜馬山


奇岩のそびえたつ標高521m竜馬山
12の神々を巡拝しながら登る御山駆けは600年余りの歴史を持ちます。


            

竜馬山の伝説上の動物

▲ 夏の竜馬山 絶景です

 ▲ 冬の竜馬山 感動です

▲ 巨木発見!?

▲ 山頂からの眺め 

竜馬山のこと

言いつたえ

竜馬山は金山町有屋・宮部落の北方にそびえたつ岩山で、その脚下を金山川が洗っている。有屋方面からみると、あたかも屏風をたてたように見え、如何にも神秘的な感じを抱かせる。
 こうした山容のためか、この地方の霊山として、昔から人々の信仰を集めてきた。
 
 戦国時代の豪族、真室城主鮭延越前守からも社領五百刈を寄進されていた。その後、この地方を領した戸沢氏も、竜馬山を祈願所と定めて厚く崇敬し、「日本第一竜馬山」と唱え毎年6月28日の祭日には、藩主より使者が遣わされたと伝えられている。
 竜馬山は、もと妙寿々岳とか、竜馬が現れることから駒々岳という名であったが、その起こりについて、次のように語り継がれている。
 この山は、昔は他の山と同じく、丸くて土で覆われた山であったが大同2年6月1日からの大雨で、金山川上流の明神沢に大洪水となって龍馬山の山腹に激突し、土砂を洗い流したので、現在のような岩山になったということである。この大洪水は、西明寺時頼入道が神室山を閉山したことを神々が怒ったためにおこったと伝えている。
 
 竜馬山の岩壁中腹には底知れない大穴があり、中に白龍が住んでおり
60年に一度だけ姿を見せるという。最も近い例は、大正4年に94才で死んだ人が6才のときに現れたという。