第291号(2011.12.10)
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平成23年東北清酒鑑評会優等賞発表 先月21日、未明から降り出した雪は平地に6センチの積雪を残しました。おそらくこれが新庄の初雪でしょう。その後、幸いにも雪らしい雪も降らず、割合と暖かな冬の始まりです。 さて、11月17日、仙台国税局にて東北清酒鑑評会出品酒の一般公開が行なわれました。 今年の鑑評会には、東北6県の151場の清酒製造場から407点の吟醸酒及び純米酒が出品されました。10月19日、20日、21日及び25日の4日間にわたって品質評価が行われ、その中から優等賞に吟醸酒の部で52場、純米酒の部で43場、両部門合計で73場が選ばれました。 それでは、栄えある優等賞をお知らせします。 平成23年東北清酒鑑評会優等賞 【吟醸酒の部】
【純米酒の部】
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お笑いを一席・・・ 破れ傘 『定本 艶笑落語(全)』小島貞二編より えー、武者修行のお侍が、山中で道に迷いまして、思案にくれておりますると、チラリと灯りが見える。やれ嬉しやと、たどりつくと一軒のあばら家、出て参りましたのが、熟しきったと申しますか、濃艶な年増でございます・・・。宿をたのみますと、 年増「それはそれは、さだめしお困りと存じますが、ごらんのように女一人の侘び住居、男の方はお泊め申しかねます・・・」 侍「左様ではござろうが、たとえ物置の隅でもけっこうでござる。まげてお願いいたしたい・・・」 年「それなら、なンのおかまいもできませぬが、ひとまずお上がりくださいませ」 戸をあけて中へ入れてくれる。いろりの火で、その年増を見ると、これがまた、たいへんな美人・・・。 四方山話しをしているうちに、年増はチラチラッと立て膝なンぞして、白いものを見せたり、黒いものを見せたり、流し目をしたり……そりゃァ色っぽい。ふれなば落ちん……てな風情でございますから、侍のほうも木石じゃァない、思わずにじりよって手をとろうとすると、その手を払いのけて、ニッコリ笑う。こいつがまた、なまめかしい。 もう、たまンなくなって、いきなり女にしがみつくと侍の身体がフワーッと浮いて、地べたにコロコロコロコロッ……。 ハッと気がつくと、家も何もスーッと見えなくなり、一本の破れ傘……ええ、そいつがまっ赤な舌をペロッと出して、ケタケタケタケタと笑いながら一本足でピョイピョイ、とんで行ってしまいます・・・。さすがの侍、水をかけられたようにゾーッとしまして、 侍「ウーム、さては、傘の化け物でありしよな! 道理でサセそうで、サセなかった・・・」 |
商 品 紹 介 |
出羽桜 『出羽燦々 無濾過生原酒』 |
「搾りたて」の槽口を、手を加えずにそのままビン詰めにした純米吟醸原酒です。 出羽桜らしい、北国の女性を想わせる繊細で美しい味わいの中に原酒が持つ重厚な旨みが加わった香味が楽しめます。 内容 原料米:出羽燦々 精米歩合:50% 度数:17〜18% 日本酒度:+4 酸度:1.4 酵母:山形酵母 1.8L 3150円 720ml 1575円 |
上喜元 『純米にごり酒』 |
今年もまた、大好評の搾りたて純米にごり酒が入荷しました。 注意:酵母が生きていますので栓を開けるときには強く振らないでください。お酒が噴きこぼれます。また、必ず冷蔵庫で保管してください。 内容 原料米:出羽燦々 精米歩合:55% 度数:16〜17% 日本酒度:+3 酸度:1.3 使用酵母:山形酵母 1.8L 2625円 720ml 1313円 |
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○今年は年明け早々の九州の新燃岳の噴火に始まり、日本海側の記録的な大雪、3月11日の東日本大震災とそれに伴う福島第一原発の事故、その後の復興もほとんど進まないままの現状、・・・本当に天災、人災の多い年でした。我が身を振り返ってみれば、母が体調を崩して1ヵ月ちょっとの間入院するなど、これまた大変な年ではありました。でもまあ、去年の暮れから挑戦した「30年間、野放しにしていたメタボな腹をなんとかしようダイエット作戦」では、腹回りが85cmから72cm、30%を超えていた体脂肪率も14%台まで落とせたし、釣りでは52cmのクロダイを釣り上げたし、5月末より始めた手打ちうどんつくりも皆から旨い旨いとおだてられ、めんつゆつくりまで手を出し、ついには今までやったことのない料理つくりにまで・・・。娘には「お父さん、何事も始めるに遅すぎるということはないんだね」と変な感心をされる始末。人生悪いことばかりではありませんね。皆さま、よいお年をお迎えください。 |
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