第267号(2009.12.10)
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
平成21年東北清酒鑑評会優等賞受賞蔵発表 11月3日の初雪以来、12月6日の今日まで平地に降雪はありません。初雪の早い年は雪が少ないという言い伝えは今のところ当たっているようです。 さて、仙台国税局で毎年秋に開かれている東北清酒鑑評会。11月12日に優等賞が発表されました。 今年の鑑評会には、東北6県の166場の清酒製造場から462点の吟醸酒及び純米酒が出品され、その中から優等賞に吟醸酒の部で57場、純米酒の部で50場、両部門合計で79場が選ばれました。 それでは栄えある優等賞受賞蔵を紹介します。 平成21年東北清酒鑑評会優等賞受賞蔵 【吟醸酒の部】
【純米酒の部】
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
お笑いを一席・・・ 天狗の鼻 『定本 艶笑落語(全)』小島貞二編より 大文字楼・・・吉原の大籬(おおまがき)の中でも、屈指の見世(みせ)でございます。こういうところは、引手茶屋からお客さまが送り込まれて参りますから、花魁(おいらん)衆が張り見世なんぞ張る必要はない。 そろそろ、客を迎える時刻ですからナ、花魁衆が、湯から上がって、双肌ァぬいで、ふくよかな胸のふくらみなんぞ丸出しにして、顔から襟元ンところに、白粉をぬって、いまお化粧のまっ最中・・・。実にどうも、たとえようもないあでやかさでございます。 ちょうどそのとき、天狗がナ、飛行の術というのをつかって、空の上をとんで来た。廓の上へ来て、ちょいと下界をのぞくてえと、その光景ですから、たまりません。クラクラッとした拍子に、術なんぞ忘れてしまってドシーン! 落ちたところが、大文字の庭でナ、築山(つきやま)のところに、あのグーッと大きな、長い鼻がナ、ブスッとつきささった。さァ、もがいたって抜けるもんじゃァない。見世中は大さわぎで、若い衆なんぞも気の毒がって、寄ってたかって手助けするがダメ。 そのとき、化粧をし終えたのが、ひとりの花魁で、さすがにお職の貫禄でございます。人を制しておいて、庭下駄ァつっかけて、ゆっくりとそばへ寄り、懐中(ふところ)から桜紙を出しましてナ、天狗の鼻ンところをヒョイとつまんで、 花魁「さァ、主、抜きなンし」 今年一年、いろいろと有り難うございました。よいお年をお迎えください。 |
|
||||||||||||||
E-mail:tomita@vega.ne.jp ->メール |