○6月に入って一年数カ月ぶりに風邪を引いてしまいました。初めは軽いのどの痛みだけでたいしたことはないだろうと高をくくっていたのですが、だんだん鼻がつまってきておまけに咳まででるようになってしまいました。しかも悪いことに熱がでないから、風邪のせいにして寝るわけにもいかない・・・。それに今の時期は各種の総会やら学校行事やらで飲み会が続くんですよ。これじゃ、風邪だって治るわけがない。
昔から「夏風邪は馬鹿しか引かない」といわれていましたが、まったくその通りですね。
○今回、風邪を引いて、わかったことがひとつ。鼻がつまって嗅覚がすっかりダメになってしまったのですが、匂いがわからないと味もわからないんですね。いや、正確に言うと複雑な味がわからないんですよ。甘さ、塩辛さ、酸っぱさなどのほんとうに単純で基本的な味は舌で感じることができるのですが、例えばコーヒーと紅茶の味が区別できないのです。
嗅覚というものは私たちが味覚と思っているもののかなりの部分を占めているのではないかと思います。もっとも、風邪で舌の感覚もやられている可能性もありますので結論を出すのは早いような気もしますが・・・。
いずれにしても、味というのは嗅覚や味覚、それにおそらく視覚や聴覚や触覚も総動員されたところで感じる大変に高度な感覚なんでしょうね
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あああ、一日も早く風邪が治ってまたあの吟醸酒の美味しさを味わいたいものです。・・・乾杯!
○先日、富田通信ホームページをボランティアで作ってくれている友人の山市くんから、思ってもみないような話が舞い込みました。なんと富田通信を本にしないかというのです。彼は北海道紋別市で株式会社ソーゴーという印刷会社の専務をやっているんですが、あまりの突然の申し出に戸惑ってしまいました。
皆さんご存じのように「富田通信」はその大部分が他の本からの抜き書きなんですよね。いくら本文の中で「〜さんの本から書いてみましょう」なんて断わりを入れてても、本にするとなると著作権の問題で引っかかるんじゃないかと・・・。それに第一、年中金欠病に罹っている私としては、富田通信を本にするお金なんてどこを探したって見つかるはずもない。
で、そのことを彼に話したら、著作権のことは贈呈本にすれば問題ないだろうし、出版費用はすべてうちの会社が持つというんですよ!
なんだか夢のような話ですが、とにかくその打ち合わせに、彼が出張で山形市に来るこの19日に十数年ぶりに会いに行ってきます。