田んぼの雪もほとんど消え、家や植木の雪囲いも取れました。新庄の桜の開花は4月19日頃になるとか。春が触れるとこまで近づいてきました。 ところで、4月5日付けの読売新聞の1面に「節税酒」なる見出しの記事が載っていました。そこで、今回の富田通信は、この記事を通して酒について考えてみたいと思います。 を低くし、低価格を実現しようという“節税酒”───中略── |
水分を除いた麦芽の使用率を67%未満に抑え、酒税をビールより安くする発泡酒の発売は、国産品ではサントリーの「ホップス生」に継ぐものだが、麦芽使用率をホップスの約65%から約24%と一段と引き下げることで、酒税をより安くし、350ml缶で希望小売価格160円と、ホップスより20円安に設定した。 こうした節税酒の先がけとなった形のホップスは、3月には月間100万ケース以上を出荷するサントリーの主力商品の一つに成長している。』 以上が読売新聞の記事です。 節税酒って何なんでしょう? ウイスキーのサントリー「ホワイト」と、リキュールの「ホワイト25」は、分類は違っても中身はほとんど同じというのでしょうか? ビールの「サントリーモルツ」や「サッポロ黒ラベル」と、発泡酒の「ホップス」や「ドラフティー」とは、やはり中身がほとんど同じなのでしょうか? | |
しかし、それならばサントリーはウイスキーメーカーを止めてリキュールメーカーになるべきですし、サントリーとサッポロはビールメーカーを止めて発泡酒メーカーになるべきです。 この心配は何も、ウイスキーやビールに限ったことではなく、わが愛する日本酒についても言えます。 あの一昨年の米不足の時には、一部大手メーカーでは輸入米で清酒を造りましたし、現在も造っているかもしれません。また、某大手スーパーでは、中国で清酒を造らせ、それを輸入して安く販売しようとしております。もちろん、日本酒として・・・。 |
そこには、生産者としての誇りは少しもありませんし、「節税」とか「消費者のために少しでも安く」という言葉とは全く正反対に、消費者をバカにした生産者や流通業者の奢りしかありません。 戦後50年、生産者が誇りをもって造り、私たちが胸を張って売り、そして飲むことによって皆の心が豊かになる、───そんな酒が今後ますます増えるといいですねぇ・・・。乾杯! …… 商 品 案 内 ……
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