暖冬予測の今年、屋根の雪おろしが嫌で我慢していたのですが、家の戸が雪の重さで開かなくなったので、仕方無く2月に入ってやりました。イャ~、雪の重いのなんのって、手のマメは潰れるし、腰は痛むし・・・、四日かかってやっと終わりました。家の雪消し用の池には屋根からの雪が山のように積もっています。 ところで酒蔵は今、寒仕込みの真っ最中。そこで今回の富田通信は美味しいお酒をより美味しく楽しむために、きき酒について書いてみましょう。 |
ひとくちに、きき酒といっても、その目的とするところによって、全く意味が異なります。 例えば、私が酒を仕入れる時や清酒鑑評会でのきき酒と、ふだん私達が酒を飲む時のきき酒とでは、目的と意味が違います。 前者は酒の品質を判断するためのきき酒ですので、楽しみの要素は全く入りませんし、また酒の品質を判断するという性格上どうしても酒の欠点を探しがちになります。 しかし、ふだん私達が酒を飲む時のきき酒の目的は、酒をより楽しむことにあるはずです。そのきき酒は、酒の良い点、旨い点を探すこと、さらには、その酔い心地までをもきくことにあると思うのです。 せっかく買った酒を、欠点を探しながらひと瓶空けてしまっては、余りにも悲しい話ですから・・・。皆さん、くれぐれも暗〜い「きき酒おたく」にだけはならないで下さい。 | |
酒のきき酒は、次に書くように色や光沢、香り、味の順におこないます。 (1)色とサエ (2)香り |
最初の一杯はきき酒の要領で試してみて下さい。そして出来れば、一度に2〜3種類ぐらいのお酒を試してみて下さい。きっとお酒の楽しみが倍加するはずです。それでは、乾杯! …… 商 品 案 内 ……
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