第87号(94.12.10)



酒席のクセ性格診断?

 早いもので、今年も残すところ後わずかとなりました。今年の夏の猛暑の時には、冬なんて来ないんじゃないかとも思いましたが、毎年律儀に来るもので、12月5日の朝には一面の銀世界となりました。

 ところで、12月は何かと外でお酒を飲む機会が多いことと思います。そこで今回の富田通信は、酒の情報誌『びくん』より、酒席でのしぐさによる性格診断を抜粋して書いてみましょう。


男性編

★イスに浅く腰掛けて飲む男は

 まず間違いなく自己顕示欲が強いと思ってよい。「誰も自分に注目してくれない」そんな不満を感じている時に、このポーズが飛び出るもの。また、イスに浅く腰掛けて飲むのがほぼ習慣になっている男性は、転職を考えていることが多い。「やってられっか! バッカらしくて!」なんてとこが本音かも。けれどこのタイプはよく気がつくお調子ものが多く、日頃は「部長、お見事!さすがですねえ」なんて、ゴマすってることが多いかも。

★グラスを持たない方の手を、テーブルの下におろしたまま飲んでる男は

 このしぐさはとても甘ったれ男性のもの。おそらく彼は一人っ子か末っ子。人に頼りたいという気持ちが強くて、いつも人をあてにしているタイプ。どちらかというと女性的だけど、それだけ感受性が豊かでデリカシーがあるともいえる。年上の女性にモテて、酒場のママから愛される得なヤツ。ツケ酒が効くのはこの手の男の利点。

★まめにオーダーチェックする男は

「ホントにオードブルだけでいいの?」「オレンジなんか冷えてておいしそうだよ」「おかわりもってこようか?」
 ものすご〜く相手に気を遣う男性は、例外なく涙もろくてオセンチな男性。とくに、もらい泣きが多く、同情心は抜群。女の子の身の上話に同情して、はやまった結婚の約束をしちゃう可能性あり。よく、子連れの女と結婚することがある。もちろん、子連れの女が悪いわけではないが、同情と愛情を混同させる点は、何かと問題をうみやすい。仕事面は、もちまえの機転をきかせて、大手柄をたてることがよくあるはず。一度きっかけをつかめば、スピード出世するタイプだ。

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★女性のスカートのすそや組んでいる足に、チラチラ視線をおくる男は

 女性のスカートのすそがチラチラするたびに気になって、飲みながら視線をおくる男性は、今夜一晩の相手を求めています。この手の男性は非常にマジメですから、プレイラブには走れない。でも、男だから遊びたくないわけではない・・・。そこんところの心のカットウが、正直に視線にでてしまうワケ。この手の男性は、普通若い人に多いが、30過ぎてもこの目付きだとすると、日常生活では仕事に身が入っていない証拠。うだつのあがらない自分にイヤ気を感じているか、先が見えたと思っているはず。キケンな恋にのめりこむ、一歩手前の状態といえそう。

★飲みながら席をよく変える男は

 グループなんかで飲みにいくと、グラス片手にあっちの席こっちの席と渡り歩く人がいますね。この手の男性はコワイのですよ。女を片っ端からイタダイてしまおう、なんて図々しい考えを抱いている。もともと、席は自分の縄張りを意味するもの。それをコロコロ変えるということは、あっちこっちに「妾」をつくる心理と同じ。会社でいうなら、どの派バツにも属さないで、誰とも仲よくやっていこうとするタイプ。現代的といえばまさに現代的。軽薄短小を代表するような人物といえるかも。


★小指をピンと立ててグラスを持つ男は

 いつもこうなら、その人はかなりの神経質。心中常にイライラしているような状態がうかがえます。ただし、ビジネスの相手には至れり尽くせりで、親切を100パーセント発揮。そのあとでグタッと疲れてしまうタイプ。何ごとにも粘りが欠けるので、大きな仕事では音をあげがち。器用さと頭脳のヒラメキに関しては一流です。

★口やほおに手をあてて人の話を聞いている男

 自分の家族や自分の生き方を大切にしている男性です。非常に穏やかですが、シンは人一倍強いはず。仕事面でも遊びの面でも粘りがあって、多少の不満は押し殺します。プライベート意識は高く、つきあいはあまりよい方ではありません。能あるタカ的存在。



女性編

 エ〜、おつぎは皆様いよいよお待ちかねの女性編といきたいところですが、残念ながら、人生経験の浅い私にはまだまだとても書けません。誰か詳しい人がいたら私にだけコッソリ教えて下さい。ケッシテ悪用はイタシマセン。
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…… 商 品 案 内  ……

出羽桜・新酒しぼりたて

 全国屈指の吟醸蔵・出羽桜酒造さんより今年も下記の新酒しぼりたてが発売されます。新酒は収穫の喜び、豊かな実りへの感謝の形です。新しい米が新しい酒になって、感謝と喜びを食卓に運びます。

 香気成分や炭酸ガスをたっぷりと含んだ生気あふれる味わい、爽やかな粗削りの青春の装いをぜひご賞味下さい。

新酒しぼりたて『桜花吟醸本生』

   価格 1. 8L:2,780円  720ml:1,360円
新酒しぼりたて『春の淡雪』(本醸造オリ酒)
   価格 1. 8L:2,280円  720ml:1,050円
新酒しぼりたて『一耕本生』(純米酒)
   価格 1. 8L:2,650円  720ml:1,260円

入荷予定:12月中旬〜下旬


◎東北清酒鑑評会優等賞発表

 平成6年東北清酒鑑評会の公開きき酒会が11月25日、仙台国税局で行われ、山形県が吟醸酒の部門で断然一位の優等賞数(56点)を獲得しました。

 山形県の酒造技術は今や、全国トップレベルです!
 以下に優等賞受賞蔵(吟醸酒部門)をご紹介します。

寿虎屋・羽陽男山・出羽桜・酔芙蓉・澤正宗・銀嶺月山・あら玉・一声・みちのく六歌仙・花羽陽・初孫・上喜元・天盃富士・麓井・東北泉・栄冠菊勇・奥羽自慢・蔵古流・出羽の雪・栄光冨士・くどき上手・若乃井・東光・米鶴・東の麓・一献醸心・羽陽辨天


…… 編 集 後 記 ……

○先日、新庄・最上の酒屋の若手を引き連れて、栄光冨士さんと初孫さんの酒蔵を見学してきました。昔ながらのたたずまいの栄光冨士さん、超近代的な建物の初孫さんと、それぞれ違いはありましたが、良い酒、旨い酒を造りたいとの熱意は、両者からひしひしと伝わってきました。今年の酒も期待出来そうです。

○今年最後の富田通信。本当にお世話になりました。皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。

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