室町時代の書物などでは、魚や鳥を「美物」、野菜を「粗物」と呼んで、差別していました。身近で安い野菜と比べて、魚は、旨いうえ、滋養があると信じられていたからでしょう。 |
魚(うお)が“さかな”と呼ばれるようになったのも、魚が豊富な日本では、それが肴の代表と見なされたためでしょう。 |
イワナの骨酒(こつざけ) |
一種独特の香味で酒客をとりこにする酒に、「骨酒」があります。もともとは、焼魚などを平らげたあと、頭や骨などをあぶり、これに熱燗を注いだものですが、川魚などの小型魚をまるごと焼いても風味があります。 このような酒の代表として、イワナの骨酒があります。作り方はまことに簡単です。以下に紹介します。 |
(1)まず、川に行ってイワナを釣ってくる。新庄でしたらちょっと山に入ればどこでも釣れます。ただし、休場の新田川には、ヤマメばかりで何故かイワナがいません。ねんのため。 また、釣りをしない人は、釣人から1、2匹分けてもらう。きっとただでくれるはずですので・・・、多分。 (2)イワナのワタとエラを取って水洗いし、水気をよく切って、そのまま素焼きする。 (3)これをドンブリに入れ、上から熱燗を注ぐ。この場合の酒は、辛口の酒が良いようです。 |
涼しい渓谷で釣りたてのイワナを焼いて日本酒に入れて飲む・・・。夏の釣人の最高のゼイタクです。ムフフ。
|
| ||||
…… 商 品 案 内 ……
|
| |||||||||||||||||