第11号(88.08.10)

クイズ!お酒ゼミナール

 
暑い日が続きますが、お元気ですか。今回は、真昼の太陽でしっかりと、とろけかかった脳ミソを冷たいビールで冷やしながらの「クイズ!お酒ゼミナール」。クイズは、1問5点として100点満点です。さあ、何点取れるか挑戦してみて下さい。


☆つぎの問題で正しいものには○、間違っているものには×をつけて下さい。(70点)

(1)ビールは、冷やせば冷やすほど、おいしい。
(2)コニャックもワインと同じようにブドウから作られる。
(3)赤ワインは、黒色系のブドウから作られるが、白ワインは白色系のブドウからも黒色系のブドウからも作ることができる。
(4)ワインにコルク栓がしてあるのは、びんの中のワインが外の空気と呼吸できるようにするためである。
(5)ウイスキーやブランデーは、びんに詰められてからも熟成を続けるので、できるだけ古めかしいびんを選んで買った方がよい。

(6)清酒で吟醸酒と書いてあるものを買ってきたが、このお酒は燗をつけて飲んだ方がおいしい。
(7)清酒の生酒が送られてきたので、すぐに冷蔵庫にいれて保管した。
(8)ビールをグラスに注ぐときは、グラスをかたむけて、できるだけ泡をたてないようにする。
(9)赤ワインは室温で飲んだほうがよいので、部屋の温度が30℃ぐらいある時でも冷やさないで飲んだほうがよい。
(10)焼酎は、清酒にくらべて悪酔いしない。
(11)バーボンウイスキーの主原料は、ライ麦である。
(12)ビールもモルトウイスキーもその主原料は、二条大麦である。
(13)ビール発祥の地はメソポタミヤ地方で、その起源は約5千年ほど前である。
(14)清酒もワインと同じように管理さえよければ、5年10年と熟成させることができる。

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☆お酒は、その製造方法により、醸造酒、蒸留酒、混成酒の3つに分けること が出来ますが、つぎのお酒はそれぞれどれにあたるでしょうか。右より選んで下さい。(30点)

(15)ビール             A.醸造酒
(16)ウイスキー           B.蒸留酒(17)清酒            C.混成酒(18)リキュール(コアントローなど)
(19)焼酎
(20)ワイン

※醸造酒─穀類や果実等を主原料として醗酵させて作ったお酒です。
※蒸留酒─醸造酒を蒸留してアルコール分を高めたお酒です。
※混成酒─醸造酒や蒸留酒をベースにして糖類、草根木皮、有機酸等さまざまな原料が混ぜられて作られるお酒で、醗酵の工程をともないません。

◎ご苦労さまでした。解答と簡単な解説は、次のページです。

解答と解説
(1)× ビールの飲みごろの温度は夏期7〜8℃、冬季8〜10℃です。
(2)○
(3)○
 色素は果皮と種子に含まれているので、ブドウをしぼった段階で果皮と種子を果汁から分離させれば、色はつかない。
(4)× コルク栓がしてあるのは、外気と完全に遮断するため。
(5)× ウイスキーやブランデーは、びんに詰められてからは熟成しない。
(6)× 吟醸酒の命ともいえる果実のような吟醸香は、燗をすると消えてしまうので、冷やかまたは冷やして飲むのがよい。
(7)○
(8)×
 ビールの泡は炭酸ガスの放散を防ぐ役割をするので20〜30%ぐらい泡をたてるのがコツ。
(9)× ワインでいう室温とは、18℃ぐらいをいうので、暑いときには少し冷やした方がおいしく飲めます。
(10)× 悪酔いするかしないかは、そのときの体調や総アルコール摂取量によるものです。

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(11)× バーボンウイスキーの主原料は、トウモロコシです。
(12)○
(13)○
 メソポタミヤ地方(現在のイラク地帯)の古代バビロニアの遺跡から発掘された「モニュマン・ブルー」といわれる板碑に大麦の麦芽を用いた麦酒造りが行われていることが記されてあった。
(14)○
(15)A
,(16)B,(17)A,(18)C,(19)B,(20)A

 いかがでしたか。あなたは何点取れたでしょうか。下に評価をのせておきましたので、ご参考までにごらんください。

100〜85点── お酒博士。なにもいうことはありません。お酒屋さんも、おもわず脱帽です。
85〜60点── お酒の通。お酒に関してひとかどの知識をお持ちです。大いに飲んで、大いに知識を深めましょう。
60〜30点──  お酒道楽。お酒に対してそれぞれ固有のスタイルを持ち、自分の得意の分野に関しての知識は抜群です。
30〜 0点── ぜひ、おともだちになりましょう!!

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