蟻人形制作について

ここに制作方法の一つをご紹介いたします
あくまでも制作方法の一つでしかありません
もっと色々な方法が沢山ありますが、ここでは、アリンコ流を紹介いたします
まず最初、どんな蟻にするか、身体の動き、手の動き、足の動き触覚の動きまで、
制作前にしっかりとイメージいたします、できれば喜怒哀楽まで。


左の写真は、アリンコが制作に使っている道具達、
左より大型登山ナイフ、切り出しナイフ、彫刻刀、ドレメル(ドリルとルーター両役)、
板状のサンドペーパー等。
胴体の削りだし、手元に刃が向くので、
注意と集中力が必要、ある程度の力も,
手先だけでやろうとすると、少々怖いものがある、身体全体の力を手に集中させるような気持ちで。
短く切り落とさずに、長い柄の状態にて形を削り出す、有名な某一刀彫の技の応用でもある。 目標の形まで削り込んだ後ノコギリにて切り落とす。 後は心ゆくまで木と対話を・・・。
冬の間お世話になった雪かきスコップ。
身欠きニシンの箱、焼き鳥の串等準備。 まずスコップの柄をいただきます。 木の枝、おもに枝分かれしている部分を使用する、強度と弾力のある木の枝ならなんでも可、但し漆の木の枝はやめて。
蟻人形の材料
制作手順
アリンコの巣
1234の手順により、雪かきスコプの柄が上の写真のように変身、左から 尾 胴、頭 ここでイメージの再確認、
非常に重要。
6のイメージにより、角度に注意して、ドリルで穴を開ける。 穴に焼き鳥の串など差し込み、頭 胴 尾のそれぞれつなぎ合わせて接着、接着剤は瞬間ゼリー状タイプがお勧めです。
蟻人形本体部分の完成。 蟻の靴制作、胴体制作の手順により制作したものを、さらにドレメルにて加工。 蟻の手の加工、指を一本一本作る、実物を見てもらったとき驚いてもらうのが快感。 以上の行程にて制作した本体、靴、手、それに木の枝より足、腕、中足、触覚を準備。
イメージを大切に、足や手の
動きを頭に描きながら、穴開け作業を、イメージどうり仕
上がるかどうかの大事な作業である。

ほぼ完成した蟻人形。
ちょっとダンボールなどで持ち物等小物のサイズ確認するとよい後は楽しみの作業が待っている、益々細かい作業が・・。
左の写真のダンボールの竪琴を木で再現
今回はドレメル使用。
丁寧に作業、この後、小物はサンドペーパー使用し仕上げます。
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竪琴に丁寧に、一本一本弦を張っていく、
ほんとは絹糸。
完成した竪琴を蟻人形に
持たせる、これより仕上げの、妖精の羽の制作。
身欠きニシンの箱で羽の
制作、
木はそれぞれ刃を入れて
いけない方向があるので注意、木が教えてくれる。
左の写真で薄く削った木より羽の形を切り抜く。
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羽をつけた蟻人形の完成、
この人形は、亡き母の幼友達からのたっての希望により制作した
物です、お聞きいたしたところ、体調を崩されているとか、
少しでもお元気になられるようにとの願いをこめ制作いたしました。
またその方は祖父をご存じの方とうかがっております。
詩アリの戯れ言を添えて贈らせていただきます。


下の台はオルゴール オルゴール工房さんに作っていただきました
http://www.orugoru..com/
普通、壊れた雪かきスコップの柄などには、シミがあります、
私は蟻本体に今まで塗装はしたことがありません、
大抵雪かきスコップは知り合いからのいただきもの、
その柄についたシミはその人の人生そのもの、
だからシミは消しません。

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