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壁に関して

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1.こんな工法をとりました

壁に捨木を250ピッチでボンドを使い井桁に貼る。
ただし、ベニヤの端部は追加していれる。

ベニヤ板をステンレス釘で打ち付ける。
(ステンで無いと将来錆びる)

カーテンレールを取り付ける予定のところ、窓の上部は
同程度の厚さのベニヤ板を全面入れて接着強度を稼いでいます。

扉のノブが当たるところも同じ方法で強化しています。
ああ、なんて簡単かと思われるでしょうねえ

窓枠部分はこんな方法です。
断面を示します。L型の加工材を購入しました。
L型の木材は角を45度にカットして接着、潰し釘で固定しました。

2. その他注意した点

電気のスイッチ類の固定はまともな木を接着してから固定しました。
ガスの元栓があったので、最初は埋め殺しにしようと考えましたが
将来、点検時に困ると思って生かしてあります。

3. FAQ

1) なぜ、コンクリート釘を使わずにボンド接着としたか?
大工さんが取り付けた棚がコンクリート釘を使っていてそこにクラックが
入っていたので避けた。
試しに貼ってみたところバールでないと剥せない強度であった。
2) 井桁はどうやった?
の形にして組み合わせました。
加工は鋸とノミです、最初はがたがた、熟練にしたがってぴっちり
大工の腕が上がって大満足です。
3) ベニヤはどんなの?
窓枠の加工の兼ね合いから薄い物を使ってカッターで加工しました。
4) 保温材は入れなかったのか?
悩みました、アルミ付グラスウールにしようかとも思いましたが
湿気が室内側から壁内部に入る事を考えると何も無い方が乾くかな?
という安直な考えです。
元々断熱業をしていた関係で「蒸気圧」のすさまじさは認識しています。
本当に遮断する為には防水、気密なみの施工をしなければ意味が無いと
感じていますので、今回は止めました。
多分、木が呼吸をしてくれて良くなるんじゃないかな・・
正解かどうかは時間が答えを出してくれるでしょう。
尚、暖房にはガス、灯油は子供部屋ですので使いません。
日中は空室で使うのは夜だけという理由もあります。
5) どのくらい時間がかかりましたか?
ははは…1面7m2の壁に井桁を組むのに2日間/面
ベニヤ取付け2日間/4面
実質一日作業時間は5時間/日
ですのであとは御推察あれ。 今回最も手間を食った作業でした。
6) ベニヤを止めるのにステープラーを使わなかったんですか?
実は最初、そのつもりで道具を買いました。
でも、SUSの針が入手できなかったので断念、無駄な投資でした。

4. 失敗談

1) みなさん!!部屋って真四角じゃないですよ。
これは驚きました、後の工程にも大きな影響を及ぼしてしまいました。
極端に書くと今回の部屋は上からみるとこんな形でした。

壁を側面から見ると
これで前述の井桁がしっかりくっつくと思いますか?
ラッキーな事に捨木はまっすぐでないので合うように考えながら井桁で組み合わせる
なんていう事をしました。(おかげで時間がむちゃくちゃかかった)
丈夫な釘で井桁を固定できる方はボンドなんて使っちゃだめよ。
2) 捨木の強度認識不足。
しょせん、捨木は捨てる木なんですねえ、節はいっぱいあるし、割れてるやら
虫食いもあるし、まっすぐじゃないし・・安いんだけど
前述の様な加工に耐える木ではないです、最初は加工に苦労しました。
日曜大工は良い木をお勧めします。
私は捨て木の中から良い物を選んで購入しました。(5%ぐらい良い物がある)
良い物が無くなると次の入荷日まで待ってみたり。
DIYショップの皆さん、同時期に購入された方、すみません。
最後にベニヤを釘で止める時も木が柔らかいので大量に使用し、尚且つ斜め打ちです。
釘が16〜17mmぐらいなので手で持っていると手が腫れ上がります。
(だって、指の方が分厚いんだ!!)
私はベニヤでこんな治具を作り、釘を挟んで使いました。
3) 床との兼ね合いを考えるべきです。(壁基準で作業をしちゃいけません)
壁最下部は普通、幅木をいれます。
何でかは良く知らないんですが、壁材と床材の突き合わせ部をごまかす為と
掃除機や足でゴンゴンぶつけるので強度を増す為なんでしょう。
これまた何でかわからないんですがコンクリート打ちっぱなしの壁、床であるにも
かかわらずこんな形状をしていました。
そこで、井桁の最下部はこんな形状に加工して取り付けました。
これが、なんと薄いところで5mmとなり、加工中良く折れました。
又、その時は幅木を固定する事は頭にありませんでしたので250mmピッチ
でしか入っていません。
その為、幅木を釘で固定する事が出来ず、ベニヤに両面テープで張り付けと
しましたが、「部屋ってまっすぐじゃない」ので真っ直ぐな幅木は所々、壁から
浮いています。
まあ、「注意してみなきゃわかんないし、日曜大工だからいいもんね」として
解決致しました。(どこが解決なんだか・・)
同じ事を起こさない様に、皆さん、壁基準で物を作っちゃいけませんよ。
4) 良く測ってから作業にかかりましょう。
私も良く測ったつもりだったんです。
でも、同じに見えるところは測りませんでした、それが失敗。
部屋が台形なのも気がつきませんでしたが、
ショックだったのはドアの寸法です。
写真を見て頂けるとわかるでしょうが同じようなドアで右側が廊下へ、
左側が納戸となっています。
このドアのヒンジの部分と壁との間隔が違うんです。
井桁に組んでからベニヤを貼ろうとすると、片側のドアはヒンジの裏に入らない
事が判明しました。
悩んだ末、井桁を外し、捨木をこんな形にカンナで削って対処しました。

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